将来のお金に不安を感じていませんか?
- 老後資金は足りるのか
- 物価が上がって生活が苦しくならないか
こうした不安を解消するために必要なのが「資産形成」です。
資産形成は「固定費削減 → 貯金 → 投資」の順で進めればOKです。
この記事では、資産形成の基本となる考え方と、
これから始めるためのポイントをわかりやすく解説します。
私自身が資産形成について考えるようになったきっかけはこちらにまとめています。
👉 薬剤師として働く中で、資産形成を考えるようになった話
資産形成とは何か
資産形成とは、将来に向けてお金を増やしていくことです。
単に貯金するだけでなく、
投資を活用して効率よく資産を増やしていくことを指します。
ここを理解しておくと安心です。
👉 投資信託の基本はこちら
なぜ資産形成が必要なのか
現在は、貯金だけではお金が増えにくい時代です。
その理由として
- 低金利が続いている
- 物価が上昇している(インフレ)
などが挙げられます。
また、
- 年金制度への不安
- 老後資金の問題
といった将来への備えが必要とされていることもあり、
自分で資産を増やしていく重要性が高まっています。
例えば、物価が毎年2%上昇すると、同じ100万円でも将来の価値は下がっていきます。
10年後には約82万円、20年後には約67万円程度の価値になります。
つまり、銀行に預けているだけではお金は減っていないように見えても、
実際には「買えるものの量」が減っていくことになります。
これは「インフレによる実質的な資産の減少」と呼ばれます。
そのため、資産形成では「お金を増やす」だけでなく、
「お金の価値を守る」という視点も重要です。
ここからは、実際にどう進めればいいかを解説します。
資産形成の基本は「長期・積立・分散」
資産形成では、次の3つが基本になります。
- 長期投資
- 積立投資
- 分散投資
長期投資のメリット|複利の力を活かす
長期投資の最大のメリットは「複利」です。
複利とは、運用で得た利益を再投資することで、利益がさらに利益を生む仕組みです。
複利の具体例
例えば、毎月3万円を年利5%で運用した場合
- 10年:約470万円
- 20年:約1,200万円
- 30年:約2,500万円
(元本:1,080万円)
このように、時間が長くなるほど資産は大きく増えていきます。
積立額による違い
積立額によっても、将来の資産は大きく変わります。
例えば年利5%で30年間運用した場合
- 月1万円:約830万円
- 月2万円:約1,700万円
- 月3万円:約2,500万円
同じ期間でも、積立額によって大きな差が生まれます。
そのため、無理のない範囲で積立額を増やしていくことも大切です。
分散投資の重要性
1つの資産に集中して投資すると、大きなリスクを抱えることになります。
例えば、1つの企業の株だけに投資していた場合、
その企業の業績が悪化したり、株価が大きく下がると、資産も大きく減ってしまいます。
また、特定の国だけに投資している場合でも、
その国の経済状況が悪化すると、大きな影響を受ける可能性があります。
このように、投資先が偏っていると、
特定の出来事によって資産が大きく減少するリスクがあります。
そのため、複数の資産や地域に分散して投資することで、
リスクを抑えることが必要になります。
※分散されていても、市場全体が下落する局面では影響を受けます。
そのため、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的に続けることが大切です。
資産形成を継続するための考え方
最も重要なのは「継続すること」です。
しかし、実際には
- 相場が下がって不安になる
- 思ったより増えずにやめてしまう
といった理由で途中でやめてしまう人も少なくありません。
資産形成を続けるためには
短期的な結果ではなく、長期的な視点を持つこと
が重要です。
例えば、投資では一時的に資産が減ることもありますが、
長期的には経済の成長とともに回復していく傾向があります。
そのため
- 毎月コツコツ積み立てる
- 値動きに一喜一憂しない
- 途中でやめない
という姿勢が大切です。
「短距離走」ではなく「マラソン」です。
無理のないペースで続けていきましょう。
実際に私もこの方法で、無理なく資産形成を続けています。
積立投資のメリット
積立投資は、一定額を継続して投資する方法です。
メリットは次の通りです。
・投資タイミングを考える必要がない
毎月一定額を自動で投資するため、「いつ買えばいいのか」と悩む必要がありません。
相場を読む必要がないため、始めやすい投資方法です。
・感情に左右されにくい
相場が上がると買いたくなり、下がると不安になるのが人の心理です。
積立投資では機械的に投資を続けるため、こうした感情に左右されにくくなります。
・価格変動リスクを分散できる
一定額で継続して購入することで、
価格が高いときは少なく、安いときは多く購入することになります。
これにより平均購入価格が平準化され、価格変動のリスクを抑えることができます。
このような仕組みは「ドルコスト平均法」と呼ばれ、
長期投資において有効な手法の1つとされています。
資産形成は少額からでいい
焦って大きな金額から始める必要はありません。
例えば
- 月1万円
- 月3万円
といった少額でも十分です。
重要なのは、無理なく続けることです。
例えば、毎月1万円を年利5%で30年間積み立てた場合、約830万円になります。
このように、少額でも長期間継続することで資産は大きく育っていきます。
また、最初から無理をして大きな金額を投資すると、
- 生活が苦しくなる
- 相場が下がったときに不安になる
- 続けられなくなる
といったリスクもあります。
そのため、まずは無理のない金額から始めて、
慣れてきたら徐々に増やしていくことが大切です。
資産形成は「金額の大きさ」ではなく、「続けた期間」が結果を左右します。
資産形成でよくある失敗
よくある失敗としては
- 相場が下がって怖くなり、投資をやめてしまう
- 生活費まで投資に回してしまう
- 短期間で利益を出そうとする
などがあります。
特に多いのが、値下がりしたタイミングで不安になり、投資をやめてしまうケースです。
しかし、資産形成は短期ではなく長期で取り組むものです。
一時的な値動きに振り回されず、継続することが大切です。
また、短期間で大きな利益を狙うと、リスクも大きくなります。
「増やすこと」よりも「減らさないこと」です。
そのため、無理な投資や一発狙いの投資は避けることが重要です。
投資を始める前にやるべきこと
資産形成を始める前には、準備も重要です。
- 生活防衛資金を用意する
- 使う予定のお金は投資に回さない
- 借金を整理する
詳しくはこちらで解説しています。
次にやるべき3ステップ
資産形成は「知る」だけでなく、「行動すること」が大切です。
① 固定費を見直す
まずは支出を減らすことで、無理なくお金を増やす土台を作りましょう。
② 生活防衛資金を準備する
いきなり投資ではなく、万が一に備えた資金を確保することが重要です。
③ 投資を始める(NISAがおすすめ)
準備が整ったら、少額から投資を始めていきましょう。
迷ったら、この順番で進めればOKです。
ひとつずつクリアしていきましょう。
まずは証券口座を開設して、月1万円から始めてみましょう。
よくある質問
いくらから始めればいい?
少額からで問題ありません。
まずは月1万円程度からでも十分です。
重要なのは金額よりも継続です。
投資は怖くない?
価格の変動はありますが、長期投資ではリスクは分散されます。
また、分散投資を行うことでリスクを抑えることができます。
今から始めても遅くない?
資産形成は、始めた時点が最も早いタイミングです。
また、時間を味方につけることが重要です。
迷っている時間も、資産形成のチャンスを逃している時間です。
お金の基礎を学ぶのにおすすめの1冊
資産形成について理解を深めたい方には、次の1冊がおすすめです。
『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』
本書は、お金に関する知識を
- 貯める
- 稼ぐ
- 増やす
- 守る
- 使う
という5つの視点から体系的に解説した書籍です。
図解が多く、専門的な内容でも理解しやすいため、
お金の知識に自信がない方でも読み進めやすい構成になっています。
特に
- 固定費の見直し
- 投資の考え方
- 資産を守るための知識
など、実生活にすぐ活かせる内容が多く、資産形成の全体像をつかむのに適した1冊です。
私自身もこの本をきっかけに、支出の見直しや投資を始めることができました。
これから資産形成を始める方や、何から手をつければよいか迷っている方におすすめです。
まずは1冊読んで全体像をつかむだけでも、資産形成の進め方がかなり明確になります。
改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ] 価格:1650円 |
まとめ
繰り返しになりますが、資産形成で大切なのは
- 長期投資
- 積立投資
- 分散投資
を継続することです。
難しく考えすぎず、まずは小さく始めることが重要です。
将来の安心のために、できるところから一歩踏み出してみましょう。


コメント